冷たい海の冷たい風が雪を運ぶ
渡り鳥はひらかれた空の水際に
ひととき翼を休め ふたたび飛び立つ
丘を覆う芝桜 ひかり輝く向日葵
湖畔を白く染める水芭蕉 ジャガイモ畑の紫
牛の群れが草を食み 雲が星が月が巡る
山が紅葉をまとい やがてまた風が雪を運ぶ
幾億の空色の彩りを水面にたたえながら
春を夏を秋を冬を越えて 大空に舞う  

眠れる沼と泉と川が大空になる
渡り鳥はひらかれた実りの大地に
つかれた翼を休め ふたたびはばたく
春の陽だまり福寿草 涼やかヒオウギアヤメ
恋人にそっと贈る黒百合 燃え上がるナナカマド
麦の穂がざわめき揺れ 夢が人が時が巡る 
カムイチェプが流れを遡り 風が雪を運ぶ
幾億の空色の彩りを瞳に宿しながら
春を夏を秋を冬を越えて 大空に舞う
この大空に舞う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

幾億の空色の

◆結月ゆかり女満別応援ソングとして久しぶりに自分で作詞。
◆資料の写真などを見つつ、鳥の目線で大空町や女満別や藻琴や空港などを歌ってみました。花の名前が入ると文字通り華やかでいいですね。
◆「カムイチェプ」はアイヌ語で鮭のこと。「恋人にそっと贈る黒百合」ってのもアイヌの伝説から。

閲覧数:221

投稿日:2014/04/09 03:40:23

文字数:341文字

カテゴリ:歌詞

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