いつもの時間　家をそっと抜け出す
待ち合わせ場所　あなたがいるの

二人で自転車を押しながら
坂を上りきれば　ほら

空にきらめく星たち
ここにはあなたと私だけ
いつまでもこうしていたいわ
私とあなた二人だけ

いつもの時間　家をそっと抜け出す
待ち合わせ場所　あなたがいない

一人で自転車を押しながら
坂を上りきれば　ほら

星のかわりに涙がきらめく
ここには私と思い出だけ
涙に邪魔され星も見れない
私が見るのは涙だけ

「いつまでそうしているんだい」
心の中で自分に問うの
「もう少しだけ」
「もう少しだけ」

いつものように　頬をぬらしていた
瞳を閉じれば　あなたがいるの

思い出の中で心地よく
あの頃を思い出す　でも

あなたが困った顔で笑うの
「どうしてそんな顔で笑うの？」
答えはなくぎゅっとするだけ
「ごめん」と呟き消えてった