<A>
コンクリの灼ける匂い 裸足のままで
逃げ水を 追い・駆ける その身を焦がせ
<B>
嗚呼 ぬけ殻が 消えてゆく
壊しても 壊しても
終わることはないのでしょう?
<S>
飛んだ わたしのこの背中には
厚さ 1μの死細胞
熱に 浮かされた愚者は行く
忘れ去られぬため 燃え尽きる
<A>
植物の吐いた酸素 噎せ返る様
陽炎を 絶ち・切れよ その身を融かせ
<B>
嗚呼 ぬけ殻が 鳴くようだ
叫んでも 叫んでも
残ることはないのでしょう?
<S>
生きた わたしのその証さえ
厚さ 1μの死細胞
白い 光にも負けぬだろう
挑み続けるだけ 灯火よ
<C>
キョウキの中でしか生きられぬ
狂う 狂う 笑い声
まるで空蝉のようだけど
灰となる前に 抜け出して
<S>
謡う わたしに纏わりついた
アツい コロナの影振りほどき
散らせ 鼓動だけ騒がしく
吹き抜けてゆく風 掴み取れ
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