<A>
コンクリの灼ける匂い 裸足のままで
逃げ水を 追い・駆ける その身を焦がせ

<B>
嗚呼 ぬけ殻が 消えてゆく
壊しても 壊しても
終わることはないのでしょう?

<S>
飛んだ わたしのこの背中には
厚さ 1μの死細胞
熱に 浮かされた愚者は行く
忘れ去られぬため 燃え尽きる


<A>
植物の吐いた酸素 噎せ返る様
陽炎を 絶ち・切れよ その身を融かせ

<B>
嗚呼 ぬけ殻が 鳴くようだ
叫んでも 叫んでも
残ることはないのでしょう?

<S>
生きた わたしのその証さえ
厚さ 1μの死細胞
白い 光にも負けぬだろう
挑み続けるだけ 灯火よ


<C>
キョウキの中でしか生きられぬ
狂う 狂う 笑い声
まるで空蝉のようだけど
灰となる前に 抜け出して


<S>
謡う わたしに纏わりついた
アツい コロナの影振りほどき
散らせ 鼓動だけ騒がしく
吹き抜けてゆく風 掴み取れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

UTSUSEMI【曲募集中】

夏をテーマにしたらこんなんできました。
コラボ内で曲募集してます。

蝉ってたった数日のために夏の盛りに出てきて、わんわん鳴いて、抜け殻を残して去っていくんですよね。
なんか、すっごく印象に残されるような生き方してて・・・ずるくないですか?
そんなことないか。

閲覧数:84

投稿日:2011/06/14 21:38:47

文字数:399文字

カテゴリ:歌詞

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