A
白か黒かなんて本当はどうだっていいんだ
バカみたいに綺麗な本音に絶望するより
垢塗れの手で汚された嘘を抱いて眠りたい
響く雷鳴に掻き消された叫びが震えたのも
何かを守ろうとして力尽きた魂の醜さも
全部全部許してやりたかった
全部全部守ってやりたかった
B
あなたにさえ見捨てられなければそれでいいや
そんな執着とも呼べない諦めに寄せた恋でも
何もないよりはましだろう?
驕り狂うよりはましだろう?
あなただけだあなただけだ
あなただけがあなただから
S
あなたしか見えなかった
あなたしかいらなかった
何もかもがあなたでよかった
そんな僕に価値はなかった
何も何も何ひとつさえ
あなたに及ぶものはなかった
あなたに届くことはなかった
バカみたいだ
バカみたいだ
相応しいと言われたかった
バカみたいに綺麗なあなたに
A
罪も罰もどうせ心すら殺しきれないんだ
焼けつくほど見つめ続けても変わらない距離は
傷だらけの手で抱き寄せた肩をひどく震わせる
迫る衝動に身を任せてその身を打ち砕けば
慟哭のような恋も安らぎを手に入れられるだろうか
全部全部壊れてしまえばいい
全部全部狂ってしまえばいい
B
あなたにさえ恐れられなければそれでいいや
そんな過ぎた我儘をもうあなたには言えないけれど
想わないよりはましだろう?
泣いてしまうよりはましだろう?
あなただけだあなただけだ
あなただけがあなただから
C
僕はまだ僕を幸せだと思っている
僕はまだ僕を諦めないでいられる
僕はまだ僕に嘘をつけないでいる
僕はまだひとりで生きていける
S
あなたしか見えなかった
あなたしかいらなかった
何もかもがあなたでいいなら
そんな僕に勝ちはなかった
何も何も何ひとつさえ
あなたに及ぶ才はなかった
あなたに届く術はなかった
バカみたいだ
バカみたいだ
相応しいと言われたかった
バカみたいに綺麗なあなたに
バカみたいに綺麗なあなたに
ただそばにいてほしかったなんて
世界で一番いらない愛だ
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