動き出せないのは僕だけ
ただ日に送られる毎日
もうなくなった君の体温にしがみついて
どうしても 振り切れない

前を向いて輝く君に
僕とは大違いの君に
この歌は届かなくていい
そう思えたなら

だからこれは君じゃない誰かへの歌
負けず嫌いで拗ねると面倒くさい
泣き虫な猫目が愛しくて
また笑った顔が見たいな
そんな誰かへの歌

街を歩く人の髪の長さに
振り向いてしまう自分が嫌で
どうしたら終わらせられるのかな
どうしても無理だろうな

幸せになった君に
誰かと泣き笑う君に
この歌が届かないように
ごめんね 代わりに聞いて

だからこれは君じゃない誰かへの歌
早く幸せになってくれ
世界一儚い白に包まれて
想像するだけで泣きそうな
誰かの涙を願う

桜も向日葵も紅葉も雪も
夕焼けみたいな朝焼けも
見たかったなぁ
見ているかな

これは僕の君じゃない君への歌
時間をかけていつか声を枯らすから
それまでどうか歌わせて
君じゃない誰かへの歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君じゃない誰かへの歌

いつか

閲覧数:33

投稿日:2025/02/20 11:44:24

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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