(あ、メールより、電話の方がいいかも)
北海道であんな事になっちゃったし、メールしたとしても後から気まずいままで話しかけられない事になるってのもありえるわよね・・・
「やっぱり電話にしよう」
私はレンに電話をした。
『もしもし』
十秒くらいでレンは電話に出た。
「もしもし、レン?私。ル・・・」
『ルカ!?』
レンは私の言葉をさえぎった。
『この間はホントごめん!!って、許してくれないかもしれないけど・・・てか、許せないと思うけど・・・・』
「ううん。その事はもういいの。気にしてないから」
受話器越しにため息が漏れた。
『ほんと?ごめん。ありがと・・・告白の事も、答えは分かってるから・・・・』
「うん。でも、気まずくなったりしないで普通に話しかけてね」
『もちろん。ルカが良ければ・・・ほんとごめん!!!じゃあね』
「うん。バイバイ」
電話を切った。
(これでカイコに色々教えられる)
これで、良かったんだ。
これで・・・
握り締めた手の中で、携帯が震える。
『ルカッちメイト様とどうなったの!?ユリ』
ユリからだった。
あの後マナからなんか聞いたのかな・・・・
それともメイトが私のこと追いかけてきたから?
『どうもなってないよ~。メイトのことはもうふんぎりついたから!やっぱメイトはマナにベタ惚れね!敵わないわ^^;いろいろ心配かけてごめんね』
送信。
携帯を閉じて手に持つと、またすぐに手の中で震えた。
『ほんと!?そうなんだぁ。ま、メイト様よりかっこいい&優しい男なんてそーそーいないと思うけどプレイガール目指してがんばbbあたしのようなね!!ばいばーい』
プレイガールって・・・・
しかもユリは彼氏いないんじゃ・・・
ユリはメイトの熱烈?なファンでこんなこと書いたんだと思うけど、心なしか『メイトよりかっこよくて優しい人はたくさんいるから』と書いてるように思える。
まぁ、私の勘違いかもしれないけど。
そんなことを思いながら携帯を閉じた。
ユリ・・・・
「ありがと・・・」
そう呟いて、思い瞼を閉じた。
すると
「!?」
手の中でまた携帯が震えた。
「今日は忙しいわね・・・・」
携帯を開けると、新着メッセージの文字が。
カイコからだった。
『ルカさんこんばんは!カイコです^^レンさんの情報なんか得られましたか?いきなりすみません><;』
は!
「そういえば何もレンに聞いてない~!」
忘れてた!!
でも・・・・
(明日でいいか・・・)
今日は北海道から帰ってきたばかりで疲れた。
『ごめん!まだ何にも;;明日聞いてくるね!おやすみ★ミ』
送信。
少ししてからまた携帯が震える。
『いいですよ~疲れてますよね?私もです~おやすみなさい★』
ずきん
ん?
(なんだなんだ・・・)
今の『ずきん』は・・・
「私は別にレンの事・・・・」
ずきん
「カイコの応援・・・」
ずきん
ああもう!
「今日はいろいろ疲れた!もう寝る!」
この胸の痛みは、きっと慣れない環境で過ごしていたからだ!
きっとそうだ!
きっと・・・・
そう思っているうちにしだいに眠りについた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ボカロ学園!64

更新遅れてます;すみません・・・

閲覧数:375

投稿日:2010/04/15 20:09:37

文字数:1,287文字

カテゴリ:その他

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  • 華龍

    華龍

    ご意見・ご感想

    こんばんは!!
    心待ちにしてました!!忙しい中更新ありがとうございます^^
    レンとルカ、仲直り?してくれました!!良かったです~!!
    電話すると聞いて、なんて勇気があるんだ!!と感心しました~!!!
    ルカ、素晴らしいです!!!
    お!!乙女特有の鈍感ですな!!!
    ルカはいつ、その胸の痛みの理由を知るんでしょうかね~。。。

    続き、楽しみにしてますね^^
    それでわ!!今後も応援してますね!!

    2010/04/16 01:36:20

    • どーぱみんチキン

      どーぱみんチキン

      おはようございます!
      レンとルカ、仲直りできたけどべみょーな関係ですよね(´・ω・`)
      私だったらきっとメールも電話もできないですwww
      乙女特有の鈍感は少しベタかなと思いましたが大丈夫ですよね(´▽`*)←
      続きできれば今週中に書きたいです!

      2010/04/16 08:15:12

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