日常の場所


晴れてるはずの空
見上げても青空は見えない
こんな日常に慣れて漂う

ねえ僕ら出会ってから
もういくつの雪を見たっけ
そんな疑問さえも答はない

遠くに来たつもりの景色は馴染みすぎて
忘れそうな此の場所を
ただ 楽しむだけ

春が過ぎ夏になって
秋色に冬が積もる
離れたことさえ忘れて
君は生きてゆくのでしょう

夢なら語り飽きた
それ程胸を張れる事など
何も無いから 君が思う程

過ぎ去りし人々の顔も声も忘れて
新しい何か見つけようと
生きてるだけ

さよならと言葉交わす
それが最後とわかって
僕のいない世界だけど
君は生きてゆくのでしょう

誰かとすれ違う毎
振り向いてしまうその訳は
日常に君が見当たらないから

春が過ぎ夏になって
秋色に冬が積もる
離れたことさえ忘れて
僕は生きてゆくのでしょう

ふたりとも忘れ合って
新しい場所を探す
願わくばいつか会うとき
笑顔を見せられるように

la la la la la la

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

日常の場所

僕は実は海外の大学生なんですが。
こっちでの生活が長くなれば長くなるほど、遠くに来ているっていう気持ちがなくなって、それと同時にちゃんと存在している筈の目的意識が、どこかにいっちゃうっていうのがよくあるんです。

日常の場所は変化しても、結局順応できてしまう。
それは悪いことではないんだけど、人との出会い、出会いと別れを繰り返していても、あの人がいなくなった環境にも順応できちゃう自分が嫌なんだ。

って、そんな物語。多分、そんなお話です。

<1人あとごと・10/10/08>


曲の詞の構成はパラグラフ毎に、
「A-A-B-S-A-B-S-A-S-S-C」です。

閲覧数:36

投稿日:2010/10/08 22:56:36

文字数:428文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました