青春謳歌していた頃の
淡いピンクの腕時計
針は狂ってしまったけれど
駆け抜けた道は忘れられず
平和ではなかった
こんな自分でいいのかと
常日頃考えてきた自分に
今は何故か嫉妬している
誰かのことを思えなくなった
自分勝手に変わってしまった
大人になる度 日々を重ねて
思いやることが苦手になって
蒼い春は もう巡らず
大人になったことは変わらなくて
変わらず憧れの少年時代
幼い情景は 叶わぬままで
淡い心ならくすんでしまった
なりたい未来も見失って
なんとなくでしか生きていられない
そんな自分が 昔より嫌で
変わりたいと 何度願ったか
そのために何を犠牲にしたのか
自分が誰よりわかっているのに
変わりたいと思ってしまう
「誰かのため」って言えなくなった
自分のために変わりたいって
大人になる度 年を取る度に
思いやることが難しくなって
蒼い春ならもう終わって
年なんてもう誤魔化せなくて
変わらぬ理想の少年時代
幼気なんて気取れない
絶望の先で思い出した あの日の桜が
もう二度と咲くことはなくても
新しく花を添えられるように
僕は「変わりたい」と願った
幼さがなくても変われるのなら
左手の黒時計に誓いを込めて
いつか自分を許せるように
切り開いて行け 未来を
誰かのことを思えなくなくなった
自分勝手な自分になった
大人になって 日々を重ねて
それでもまだ生きているのなら
蒼い春はもう来なくても
「誰かのために」と言えるように
足を止めないで 歩き出して
もう一度
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