ブリキの心臓



嗚咽的裂傷 作為的劣等 がなる老人の皮を被れ diveすべき朗々 大分生き過ぎた功労 動き止めた心ノ臓 廻り過ぎた世界に葬送 lachrymaを歩-アルク-

慟哭的胎動 郎絡的精巣 思考のない傀儡の群れ 瓦礫界隈大葬 唾液混じる狂騒 動き始めた木偶の像 壊れ過ぎた視界に愛想 これが我ら見た大地か


完成 未還元 嘘ついた鼻っ柱
原始 想像 原子 創造
集大成 晩年製 その心を生存愛と喚ぶのだろう



錆びるブリキは動き出した
ただ一つの心を手に容れるために
泥を呑み 涙を流せないのなら
せめて 叫ぶ言葉に宿ると信じて

見上げたブリキは走り出した
ただ唯一の命を護るために
裏切られ 信じてくれないのなら
せめて 晒す鼓動が語ると信じて

歴史の窓に 楔を放つために




夕闇堕ちる太陽 世界の最後と形容 並べた亡骸に寛容 人事はまだ尽くしてはいない
閑古鳥の追悼 ピーチクパーチク嘲笑 来世の逢瀬に走馬灯 ブリキは声すら出せずに


可愛そうだなんて とんでもない
言うならば必要死である この哀悼もその慈しみも誰の為に成るだろう
荒れ地に佇む 街灯 ゆらゆら
まるで己の心の様

澄んだ美空は とても綺麗で
吐き捨てるならば廃棄される この躯-カラダ-は誰の肥やしに成るだろう

聴く術がない


壊れたブリキは掴み出した
其の心臓を空に掲げるために
この躯朽ち 壊れるのなら
せめて 生命がまた廻ると信じて

割れたブリキは思い出した
この意識を最後とさせるために
途切れる感覚 心臓は潰されるのなら
せめて 目蓋裏の君の笑顔を信じて

在りし日の鼓動を 添えて






誰も誰もいない 心の中

ちっぽけな匣-ハコ-は床に転がる

死人-ブリキ-は己 君は生きていて


なんで どうして どうしてどうしてどうして


黒い涙が溢れて





悲しいブリキは 殺め続けた
混濁する視界の君は苦しそうで
それを助けたくて 助けたくて
伸ばした腕が ソレを貫くならば
何もかもを恨む傀儡となろう

諦めたブリキは 座り込んだ
床に転がる君は もう笑わなくて
逃げる脚も無し 物語の栞を挟む

ブリキの 首も転がる





ただ あいされたくて

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  • 非営利目的に限ります

ブリキの心臓

ブリキは叫び続けた。
この心をつたえるために。

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投稿日:2017/03/15 06:28:23

文字数:945文字

カテゴリ:歌詞

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