最後にひとつだけ、きみに頼みがあるんだ
嘘と色に狂ったこの世界に
その手で鍵をかけて
愛せないと分かっているから

さあ、早く



ぼくの心を映し出したような曇天は
太陽を隠し続けていくのか
体温の失われた白い肌に
最初で最後のキスをして、長い髪を撫でた

いつまでもこの微温湯に浸かって
優しい思い出に縋りながら
あの頃のままのきみといられたら、どんなに幸せだろう
目蓋の裏に焼き付いた柔らかな笑顔に
伸ばした手は、空を切った


足元の白いラインは、この世の始まり
いなくなったきみとの境界線
見えない壁に触れて
感じたのは、冷たさと虚無感



真実と白に守られていたその世界は
いつの間にか侵され始めていた
それに気付かないフリをしていたのは
最期の瞬間(とき)まで、いっしょに笑っていたかったから

枯れてしまった涙のように
消えてしまえたらどんなにいいか
きみの名を呼ぶこの声は、もはやノイズでしかないのだから
届かない思いを抱いて生きるのは
もう、止めにしてもいいかな


残された時間は、あと僅かしかないんだ
嘘と色に狂ったこの世界は
きみには似合わないね
優しすぎるその手で鍵をかけて
 
 

残された時間は、あと僅かしかないんだ
嘘と色に狂ったこの世界は
きみには似合わないね
優しすぎるその手で鍵をかけて

さあ、早く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

タイトル未定

死にネタっぽいかんじの…。

レンきゅんにしたのは個人的な趣味なので、お気になさらず。
基本的にはタイトルのみ改変おkです。

閲覧数:33

投稿日:2009/07/03 00:21:18

文字数:572文字

カテゴリ:歌詞

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