降り出した雨の中に
なぜかあなたの顔が浮かんだ
ねえ君は今笑ってますか?
あの頃の無邪気なままで
きっと君は知らない
あの笑顔で一人僕は
生きていたということを
時計の針はあいかわらず動くのに
想いの時は止まったまま
大人へと続く道
子どもの僕は歩いてく
「君が好き」ってことも言えずに
約束したよね
「俺がもらってやる」
冗談半分のガキはまだいるよ
いつ迎えに行けるかな?
塗りつぶした黒の空に
なぜかあなたの顔が浮かんだ
ねえ君は今幸せですか?
あの頃の悲しさ捨てて
きっと君は知らない
あの泣き顔で一人僕は
君守ると決めたことを
あなたの心あいかわらずあいつへの
一途の恋をとどめたまま
未来へと続く夜
独りの君は泣いてた
僕が好きってことも知らずに
約束したよね
君は忘れてるかな?
冗談半分のガキはもういないよ
「今日二人で会えないか?」
握りしめた電話越しの
なぜかあなたの声澄んでいた
ねえ君は待っていたんですか?
あのときの恋心捨てて
きっと二人知らない
あるときから二人想いは
ひとつだったということを
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