風に舞った
ひとひらの花弁に
この想いを乗せて
空に伸びた
あの雲すらも越えて
君の元へ届けられたらな
雨の去った
ざらつく夏の日差し
流れ落ちていく
汗を含んだ
水鏡が映す
僕の姿は
まるで靄がかかったように
ずっと白く白く染まって
流れる時だけがただ過ぎ去っていった
この腕の中に抱えていたのは
別に必要なモノとは限らなくて
それでも手放すのがまだ怖くって
大切な何かを諦めてしまったのは
夏のせいだろうか
暑さのせいだろうか
現実逃避ばかり
また繰り返す
ヒマワリのように
いつも同じ方を
向いてばかりは
居られないからさ あぁ…
影が飲んだ
朝露の一雫
導くその先
波が揺らす
水鏡に映る
空の大河は
まるで霧が晴れたように
遠く澄んで澄んで光って
思わず飛び込んでしまえるほどに
美しかったんだ
止め処無く溢れるこの想いも
青い嵐がいつの間にかどっか攫っていく
それでも拭いきれない後悔があって
大切な何かを求めてしまう僕らは
過去のせいにして
誰かのせいにして
タラレバの妄想ばかり
繰り返す
太陽のように
いつも明るく
笑ってばっかりは
いられないからさ
叶うはずないと分かっていた
それでも終わって欲しくなくて
涼風と寒蟬の旋律の
続きを探しに行こうか
本当に必要なのって何だろう?
失った想い出達の中にあったろうか?
答えがないのは誰かが悪いんだろうか?
分からないけど…
僕ら生きていく
僕ら知っていく
僕ら信じている
まだ夏は終わらないと
淡く滲んでいた
あの日の青さに
まだ染まっていたい
こんなんじゃ終われないと あぁ…
コメント0
関連動画0
歌詞設定作品1
ご意見・ご感想