左胸に咲くは 青き焔
脈打つ内に 太刀に込め振るう
その先の赤に 開いた花は
幻でも 構いはしない
暮れない陽ゆれる 朱の空へ
焦がれる前に 咲かせましょうと
藍を緋染めて 燃やした花は
色も音も無く 消えゆく運命
意図し隠して 潜めた息は
故意に落として とどめを刺した
藍華緋染めて 燃え咲く色は
炭と朽ち落つ 散り際さえも
意図し隠して 潜めた息も
艶やかに消ゆ 陽炎の色
右手に握るは 白き刃
脈打つ内に 炎まとい躍る
その先の赤に 実ったものは
幻でも 構いはしない
暮れない陽ゆれる 朱の空へ
暴かれる前に 咲かせましょうと
愛を潜めて 焦がした胸は
色も音も無く 消せるはずも無い
愛し隠して 潜めた息は
恋に堕として とどめを刺して
哀歌潜めて 燃え裂く声は
炭と朽ち落つ 散り際さえも
意図し隠して 潜めた息も
艶やかに消ゆ 蜉蝣の歌
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想