昔の昔　あちらこちらに　おもしろおかしいお話が転がってた
お姫さま達は　ワガママし放題　わたしもその中のお姫さまでしたったとさ

すぐ　すぐ　迎え来て
どこかに　行っちゃうよ？
わたしも　ヒマじゃないの
キミとも　別れかな・・・

星になってもまた　会えるとは限らない　
どこまでも追いかけて　振り返りはしないよ
それでも　わたしのこと全て
受け止めて　少し勝手かな？
悲しい物語には　したくないのなんて
お姫さまだからじゃないのよ
生まれ変わったら　も少し
おとなしい子になる　だから許して欲しいの

こんなわたしに　それでもわたしに　追いかけてくれる優しいお殿さま
気付かないふりで　そっぽ向いてふりふり　わたしも無意識御顔（みかお）が微笑んでる

ほら　ほら　どこ行こう？
お茶　お菓子　食べ行こう！
散々遊んだのに
いや・・・お別れの時間

それももう遠い昔のお話
そろそろわたし　追いかける・・・

星になっても　会えるかな？　会いたい・・・
そんな奇跡ほどの幸せ掴めるかどうかなんて
わたしたちにはまだ分からない
でもあなたがまた追いかけてくれることを
信じるくらいなら出来るような気がする
だからその時はちゃんと素直に
あなたの声に今　振り返ってみようと思うの

ライセンス

わがまま星歌

アヤシ

　ねこたさんの歌詞募集作品の応募作品です（http://piapro.jp/t/lKA_）。

　曲のイメージが「和」ということでしたので、昔話に出てくるお姫さまをコンセプトに作りました。

　ちょっとわがままで、言い寄ってくる人達にわざとそっぽを向いたりするけど、本当は自分のことをちゃんと見てくれて、追いかけてきて欲しいと思うお姫さま。
　そのお姫さまがとあるお殿さまに出会って、少しずつ素直になっていく。
　でも、そんなお殿さまはもう亡くなってしまった。だから、今度はわたしが追いかけるね・・・
　星になって、あなたが声をかけてくれたなら、わたしは素直に振り向くから。

そんな感じの、少し寂しいような物語です。