A
鉄筋コンクリート製の檻の中には
今でもカナリアが閉じ込められている
灰色の壁 息もできなくて
謳うこともできなくて
B
「忘却という名の罪 破棄される罰」
「無知という名の堕落 その先はいまだ誰も知らず」
S
機械仕掛けのカナリアが今日も青空の下動き出す
わけもわからず捕まって
そのまま餌だけ与えられる
破裂するまで砕け散るまで
ただひたすらに詰め込んで
使い道さえ見当たらないのに 一体何をさせたいの?
……嗚呼
A
四角で囲った牢の中には
今でもカナリアがいるらしい
蛍光灯に 目も眩んで
訴うこともできなくて
B
「忘却という名の罪 破棄される罰」
「孤独という名の幻想 生かされるだけの存在は……」
S
機械仕掛けのカナリアが今日も青空の下鳴き叫ぶ
その空も何もかも全て
偽物だと知らないままに
声が嗄れても羽が折れても
わめき続けて暴れたら
何時かと言わずに今すぐにでも
一瞬で棄てられるだけ
……嗚呼
C
考えることを失った 制限されたカナリアは 何時までも何時までも 飛ぶことなく
地面に這いつくばって 幸せに暮らしました…… なんて、
S
機械仕掛けのカナリアが今日も青空の下動き出す
「許されないこと」「赦されないこと」
飼い主の都合で右往左往
二律背反と規則違反に埋もれてもがくこの世界で
強くはばたく青い鳥を見つめて
……嗚呼
……嗚呼。
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