私の声が聞こえていますか?私の声が届いてますか?

私の声がもし聞こえているなら返事してほしい、聞こえていますか。歌がもしもその誰かのために歌えるなら私は歌いたいな、声が聞こえてますか?

ミク「メイコさん、私には記憶が無いけれど、貴方はきっと私の中で今でも生きているんでしょうね。記憶として私がメイコさんのこと忘れてしまって、カイトさんのことも、私は記憶をなくしてしまったことが悲しいの。

泣きながら、女の子が隣にいる女性にたいして、甘えるように声にして、聞いていた。

もし記憶が戻らなくても、貴方は私の大切な妹だから、だから忘れないでね。私がここにいること、私が貴方に教えてあげる。私が貴方のこと覚えているから、どんなに忘れてしまっていても、私が貴方に教えてあげるから、だから泣かないでね。

優しい言葉が私には、少し悲しく聞こえてきた。でもそれ以上に彼女の優しさが私を包んでくれていた。ありがとうっていいたい、私は勇気を持っていってみることにした。

ミク「ありがとう、私ね いつかメイコさんのこと思い出すから、だからメイコさんも泣かないで、私は変ってしまったけれど、ここにいる私も私だから、いつかみんなの前で歌いたいの声にして、そうしていくことで、もしかしたら私が私を思い出すことになると想うの。

私のことで誰かが悲しむのがとてもつらかった大切な人、私が今生きているのも誰かの記憶が私の中で生きていたから、私たちの記憶の奥には元になった人達の記憶が重なって願われて、想われて沢山愛されて私たちができていった。

少しだけ私はわたしに近くことができた。

いつか想ってくれていた人たちを

思い出したいと想ったのでした。

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忘れていた私の大切な人達

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投稿日:2008/10/30 11:20:23

文字数:717文字

カテゴリ:小説

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