創作の目的を考えてみる。
◆
名曲と呼ばれるのは、
何かしらの用途ありきで作られたものが多いんじゃないかなーとか思ってます。
映画やドラマのテーマはもちろん、ゲームやアニメの曲、スーパーのBGM…
ミュージシャンやアイドルの楽曲だって、
「ブランディングされたその人たちが歌う」という用途だと思います。
ほかの捉え方もできます。
のんびりドライブ中に聴いてもらう、勉強中に聴いてもらう、
仕事前にテンション上げるために聴いてもらう…など。
かっこいいだけ、かわいいだけとかの曲ってのにはあまり需要もないし、
いくらかっこ良くても上には上がいますし。
「ふーん」だけで終わるんじゃないかと思うわけです。
そういう理由で、特に娯楽色の強い曲なんかは、
動画とセットにして娯楽色を高めないといけないんだなと。
まー確かに、ヘッドホンつけて目を閉じて、
本当の意味で音楽「だけ」を聴いてる人も少数派でしょう。
◆
ここで歌詞の話です。サビの話です。
有名な楽曲のサビに注目してください。
多くの場合、同じメロディや似たような言葉が2回繰り返されます。
なぜでしょう。
作詞の勉強をされた方は「反復法」という言葉をご存じかと思います。
同じ言葉を繰り返すアレです。
言葉を強調したりするために使われます。
「ギターリフ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
曲の最初とかにギターで演奏する印象的なメロディのことです。
deep purpleの「smoke on the water」「burn」とか有名ですね。
この「リフ」というのは音楽用語の「リフレイン」からきてます。
「反復」とかいう意味です。
ちなみにフランス語だと「ルフラン」です。
おや、なんか共通点がありますね。
◆
サビは曲のイメージを決定付ける重要な部分です。
曲を作る以上、できるだけ聴いた人に覚えてもらわなければいけません。
なので、同じようなメロディを2回繰り返します。
いわゆる「キャッチーさ」の要素の一つです。
歌詞も同様です。
曲をキャッチーにする(覚えてもらいやすくする)ためには、
それなりの工夫をしたほうが良いです。
◆
キャッチーな言葉についてです。
「翼広げて」
「明日を夢見て」
「愛を胸に」
などなど、恐らく誰しもが目にしたことのあるフレーズだと思います。
とても耳心地の良いフレーズですが、キャッチーではないですね。
恐らく、視覚的にも聴覚的にも、5分と経たずに忘れられます。
「なんかそれっぽいこと言ってたなー」で終わります。
過激な人だと、こういうフレーズを絶対に使うな、とか教えちゃうらしいです。
個人的には、別に「翼広げ」たって良いとは思いますが、
キャッチーなフレーズは欲しいです。
「翼広げて」とは逆の言葉です。
「あまり使われない言葉」です。
それが難しいんでしょうけど。
造語を登場させるのが手っ取り早い気もしますが、
登場までに説明不足だと造語の違和感が陶酔感を越えてしまいますので、
それはもうバランスですよね。
◆
冒頭に「曲の用途」について書きましたが、
ここで書きたかったのは、
「曲募集」という目的のためなら、多少は目立つようにしたほうが良い気がします…
という素人の戯言です。
歌詞探しで思うこと4
「私はこういう探し方してますよー」という内容であって、
決して「こうじゃないといけない」というわけではないです。
特に最近のボカロ曲はこういうパターンじゃないのも多いんじゃないでしょうか。
私にはそれは難しいです。。
※恥ずかしくなったら消します
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