まだ少し肌寒い 3月の季節は
張り詰めた空気が凜として 眩い
着慣れた制服も なだらかな坂道も
小さな交差点も もうこれでお別れ
校庭の桜の枝は蕾で
花開く時を今かと待っている
ずっとあなただけを見ていたかった もっと話していたかった
零れそうな涙堪えて 最後は笑っていたいから
初めて二人 ことば交わした日覚えてる
嬉しさのあまりに その日は眠れなくて
あなたとふざけた時間は特別で
でも伝えられなかった「愛しています」
ずっとあなただけを見ていたかった もっと話していたかった
零れそうな涙堪えて 最後は笑っていたいから
ずっとあなたとともにいたかった もっと一緒にいたかった
零れそうな涙堪えて 笑顔で言うよ「さよなら」
迎えた卒業式の 余韻も消えぬうちに 旅立って
そして 今私一人暮らし 片付かない段ボール
あなたのこと 思い出して 涙が流れ落ちます
窓から見える公園の景色 桜咲いています
もしも願い叶うなら もう一度 夢の中で逢えたなら
葉桜が茂るころも きっとあなた恋しくて
私はただ あなたの安穏を祈ります
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