天から落ちる稲光
どろどろどろと雷太鼓
雷撃 電撃 直撃したなら
その魂はわたしの物
遥か高みに棲まうもの
久遠の孤独の慰みに
地上の小さきものどもへ
雷投げ射て召し上げた
なんと忙しきこと
朝に咲き夜に散る花のよに
瞬き消えゆく生命なら
わたしが愛でよう
大地を穿つ稲光
威光を示す神鳴り太鼓
雷撃 電撃 直撃したなら
その魂はわたしの物
遥か高みに棲まうもの
久遠の孤独を慰めよう
地上の小さきものどもの
ひとりが嘆いて進み出た
なんと淋しきこと
夜に光り朝消ゆ星のよに
瞬き消え逝く魂魄より
わたしと生きよう
天から墜ちて稲光
動悸を隠せ雷太鼓
雷撃 電撃 直撃したのは
娶られたのはわたしの方
* * * * *
そらからおちるいなびかり
どろどろどろとかみなりだいこ
らいげき でんげき ちょくげきしたなら
そのたましいはわたしのもの
はるかたかみにすまうもの
くおんのこどくのなぐさみに
ちじょうのちいさきものどもへ
いかずちなげいてめしあげた
なんとせわしきこと
あさにさきよにちるはなのよに
またたききえゆくいのちなら
わたしがめでよう
だいちをうがついなびかり
いこうをしめすかみなりだいこ
らいげき でんげき ちょくげきしたなら
そのたましいはわたしのもの
はるかたかみにすまうもの
くおんのこどくをなぐさめよ(う)
ちじょうのちいさきものどもの
ひとりがなげいてすすみでた
なんとさみしきこと
よにひかりあさきゆほしのよに
またたききえゆくいのちより
わたしといきよう
そらからおちていなびかり
どうきをかくせかみなりだいこ
らいげき でんげき ちょくげきしたのは
めとられたのはわたしのほう
Lightning ~雷神抄~【歌詞】
同じ詞に異なる曲をそれぞれに付けてみよう、という企画、『同詞異曲(制作)企画』の第2回に提出した歌詞です。
今回は他の方の歌詞が選出されたんですが、自分で作曲中&これにも曲を付けてくださる方がいらっしゃるのでうp(今まで忘れてたけどな……←)
第2回の作詞テーマは『雷』、構成は『S-ABS-ABS』という縛りでした。
自然現象としての雷、雷神、或いは超常のものの力の具現としての雷、電撃→電気、転じて脳に走る電気信号、閃きなどの"雷に打たれたような"心理的衝撃、などからイメージ。
タイトルの『ライトニング』は『稲妻』のこと、ラストの「娶られたのは~」はここにかかってます。
実はこの作詞作業とほぼ同時にMIZKIさん(VY1V3)をお迎えしまして、つい彼女のイメージに引っ張られた歌詞になってしまいました(;´∀`)
結果どうにも和風イメージの強い詞になってしまい、作曲イメージの自由度が重要なこの企画向きではなかったと反省しております←
一応、最初は「妾(わたし)」表記だったのをイメージが古風・和風に限定されるかと開いたりはしたんですが(「雷神」的な存在をメインにしてる時点で無駄か←)
そんなこんなで、MIZKIさんに歌ってもらう曲の方は只今作曲中。
というかメロは作詞段階でくっついてくるので仮歌作成済みなんですが、今回は初の伴奏作りに挑んでまして……負けそうになってまして……えー、公開時期は未定ですが作ってます←
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