「リンちゃん」
「やめて…やめて」
「リンちゃん」
ミクの手がゆっくりと、リンの喉元へ運ばれる。
「やめてっ!」

「吃驚した…起きたのか?」
あれから何日経っただろうか。
ミクはあれから行方知れずになり、リンとレンはまだ廃墟の中に居た。
ー…この部屋から出れる筈がない。
リンはそう思っていた。「リン…大丈夫か?」
真夜中三時。
埃っぽい床に手をつき、ゆっくりと起き上がる。「おい。顔色悪いぞ?」
レンの白い手が、リンの額にあてられる。
「うん…大丈夫…」

極度に陥った人間を蝕むもの。

「恐怖」と「不安」

今のリンは、「復讐」というものが全ての原動力となっている。
しかし、ミクが行方知れずの今、彼女を満たす「復讐」の矛先となる人物が居ない為、リンは「不安」と「恐怖」でいっぱいなのだ。
「レン…」
拙い声で、恐怖を叫ぶリン。
レンはしっかりリンを抱き締める。
「大丈夫。初音は必ず戻ってくる」
筈はない
レンはそっと心で付け足した。
ミクは戻ってはこない。何故なら
彼女はもう全てを

知っているから。

case8 終わり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

リンレン物語-復讐-case8 トラウマ

ひっさしぶりですねぇ!!!!
自分でも何書いたのか覚えてなくてww←
特に、リピーターさんはいないと思うんですが……
見て下さっていた方々にはご迷惑お掛けしました…
コメント等、頂ければ幸いです。

亀更新ながら、頑張りますので…
宜しくお願い致しますm(_ _)m

閲覧数:329

投稿日:2009/07/10 00:41:33

文字数:468文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 香音さん。

    香音さん。

    ご意見・ご感想

    翠葉》
    ありがとぉぉぉ!!!!!!

    いや―…何か色々バタバタしててww

    頑張るよぉぉぉ(`・ω・´)

    2009/07/11 13:26:40

  • 翠葉

    翠葉

    ご意見・ご感想

    おおおおお!
    待ってたよ!久々すぐるおwww
    香音の文は読んでて先が楽しみになる!
    気長に待ってるからぁああ><

    2009/07/11 12:42:02

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