月明かり 眩むように まだ明けない一夜
後ずさり 少しずつと 君と離れていく
泣かないでと 拭き取った 涙雫
僕は君と居られない
黄昏時 すれ違い 何も知らないふり
宵月夜 君と逢う 2人寄り添って
君が眠り 僕は愛おしそうに 静かに
別れを告げて 走り去っていく
僕はだめですかなんて わかってるフリだけで
遠回り遠回りで何とか 此処にやってきたんだよ
僕じゃだめなんだって 言えない弱さを
閉じて隠して握り締めて ばれないようにばれないように
今だけでも 夢みてる
夕暮の 逆光が 僕に君を焦らさせて
小夜時雨 傘もささずに 2人抱きしめて
君も僕も 目を閉じて 離れぬように噛み締めて
いつの間にか 止んだ雨
君は幸せになれるかな 僕を忘れてくれるかななんて
想い出を想い出を出してしまわぬようにして
僕は忘れられるかな 君を諦められるように
嫌いと言わせて逢えない時を 当たり前だと言い聞かすように
遠い日に待ちぼうけなんて 君が現れるわけもなく
いつの日だったか考えぬように痛む心を撫で下して
遠い日のいつしかくる運命 君は笑って一瞬曇らせた表情(かお)
忘れられないか 言い訳なんて 今更しても遅いだけとて
抱きしめた時の 逢えた時の 幸せだったあの時を
今だけでも 夢みたい
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