目覚ましのアラームと 憂鬱が胸を妬く
古い歌を歌っては これは僕じゃないと言い聞かす
くだらない毎日と知りながらも降りられない
僕が今乗れるのはこれしかないのだ

眠らぬままに朝を迎えて 心の錆は赤みを増してく
明日の僕の本当の声を 誰も聞かない

揺れたままで歌を抱いて あの電車に乗れたろうか
終わりも始まりも無い日々だ
この気持ちを全部背負って 誰もいない場所を目指せたら
踏み出したホーム 生ぬるい風が吹く

雨予報の日曜日 轟音のエレベーター
改札で泣くこども 暗い夢ばかり見た
いつだって物語は 誰も救われずに終わる
真っ暗な部屋に響く 精一杯に出した声が

夢の中で逃げ回って 走ったって何度も転んで
部屋の明かりはまだ消したまま
アラームがまた僕を呼んだ 日々を諦めたくもなった
「朝の道で車が飛び出してきてくれたら」

地図も時計も全部置いて 予定の無い旅が続く
願いは儚くも 午前8時に叶う
嫌いなもので錆びていって
明日僕が消えてしまっても
何も変わりはしないさ

揺れたままの夜があって それを許す朝があって
終わりと始まりの毎日だ
君が忘れたかった日々も
この街は忘れてくれるだろう
昨日を日々捨てていけ
その電車を見逃して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アカツトメ

閲覧数:66

投稿日:2020/03/27 22:07:44

文字数:525文字

カテゴリ:歌詞

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