その日の数学の時間からずっと私は上機嫌だった。苦手な国語だって頑張った。

だって今日の放課後、レンと久々に帰れるんだもん!嬉しくないハズがない。

顔がにやけすぎてミクに

「リンちゃん……にやけすぎて怖いよ……?」

って言われる始末。顔に出やすいから仕方ないじゃん!

早く放課後になんないかな~……って思いながらいたせいか気がつけばもう6時間目が終わって掃除の時間になっていた。

掃除のとき、私はレンとミクと同じ場所を掃除する。ミクがレンを好きになったのも、掃除のとき、レンが頑張って掃除をしていたかららしい。

レンがミクを好きになった時はいつなんだろう?

今まで上機嫌だったのにそんな疑問が頭の中に現れた瞬間、私の目の前はいつもより濁って見えた。

……でも今はそんなこと考えてる暇なんかないよね。放課後のときレンと2人きりな訳だし、その時に聞いてみようかな。

「……リン!」

後ろから声をかけられてハッとした。レンの声だった。その次の瞬間、いきなり頭から冷たいものがかかってきた。

「……ぇ?」

その冷たいものが水だということを理解するまでに数秒かかった。つまり、バケツの水が頭にかかった、ということ。

でもなんでいきなり?

周りを見渡してみると、ミクがさっきまで遊んでいたらしい男子たちを怒鳴っていた。

「あんた達が遊んでバケツを振り回してたせいで私のリンちゃんに水がかかったじゃない!!」

そっか……。あの男子達が遊んでいたからか……。

でもやっぱり真冬に水を頭から浴びると寒いなぁ……。

「ミク、私体操服に着替えてくるね~……。」

「うん、分かった!こいつらに厳しく言っておくから安心してね!」

「ありがとう、ごめんね。」

私は更衣室に行こうとした。でも何かが私の手首を引っ張って人目につかない場所に連れて行った。

その何かはレンだった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

片思い

もうなんかかなり悲しい結果になりつつあります(出来映えが)
この小説のイメージイラストとか書いてくださると嬉しいでs(ry

閲覧数:268

投稿日:2009/12/16 10:34:43

文字数:797文字

カテゴリ:小説

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  • れーら

    れーら

    ご意見・ご感想

    はぅ・・・。レンかっこいい・・・じゃなくて!
    次、どうなるのかが気になります。
    妄s・・・想像してはいるのですが。
    見てて楽しいです☆
    それに比べて私の小説なんか・・・。はっ!話が・・・。
    次もというか、最後まで見させていただきますねー。待ってます♪

    2009/12/16 22:28:05

    • 夢希羅@おやすみ中

      夢希羅@おやすみ中

      お返事遅れてすみません><;
      いつも有り難うございます^^
      沙雲様の小説は読んだこと無いのですが
      コメントを見てるととても素敵な作品だと思います!
      また近いうちに見させていただきますね♪

      2010/01/31 18:13:37

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