ひびだらけの自分の身体に
鉄条網を巻いたみたいだ
ぐらりぐらりと傾く度に
トゲが刺さって息を飲む

私を殺してしまいたいなら
このまま背中を押せばいい
巻き付いた鉄条網ついに
深く刺さって噴き出して
溢れた液を愛と呼んだ
愛にまみれて溺れ死ぬ

鉄条網を剥ぎ取れば
ひびだらけの身体に
亀裂が走って
歩く度に大事な何かが
ぼろりぼろりと崩れていく
痛みに耐えかねうずくまり
生きても死んでも同じだと

溢れた液を愛と呼んだ
愛が流れて消えていく
溢れた液を愛と呼んだ
愛にまみれて溺れ死ぬ

君という名の鉄条網
すがりつく度
深く刺さる
この痛みこそ生きてる証と
真っ赤な愛を叫んでいる


私を殺してしまいたいなら
このまま背中を押せばいい
君に抱かれて死ぬのなら
それも一つの幸せだろう
バラバラになりそうな私を
つなぎ止めてる鉄条網
歩く度に痛むから
それが何故だか嬉しくて
私は歩みを止めないんだ


ひびだらけの自分の身体
深く刺さった鉄条網
抜けないトゲを撫でながら
垂れ流す愛情の水滴
ぐらりぐらりと傾いて
溺れ死ぬそのときまで
私は君の名前を呼んで


君は私を抱きしめる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

溺れる

なんというかヤンデレです。
病んだ愛です。壊れるほど愛してるというかなんというか。
私にラブソングを書かせるとなんかおかしいですね。
読んでくださってありがとうございました。

閲覧数:64

投稿日:2013/05/20 23:54:11

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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