何一つ変わらないまま
今も一人きりで 歩いてる
すれ違う後姿に
あなたの面影を 重ねて
戻らない過去を想う度
口ずさむ唄は
淡色に染まる 楔(やくそく)
風が吹き 景色を彩り
頬を紅く染めた 木の葉が
季節を漂う
刻を経て 踵を地に着け
背伸び立ちを止めた あなたが
季節に溶け込む
逢わない時間を覚えて
今も一人のまま 過ごしてる
柵(しがらみ)を振り解く度
あなたへ降り積もる 〝逢いたい〟
空回り過ぎた優しさが
常時に遺した
淡色に染まる 微笑み
風が吹き 景色を彩り
頬を紅く染めた 木の葉が
季節を漂う
刻を経て 蟠(わだかま)る想い
途切れた足跡と伴に
季節が深まる
想いを声(かたち)にせず 塞ぎ込む姿を 撫でるように
風が吹き 景色を彩り
頬を紅く染めた 木の葉が
季節を漂う
風の中 髪を靡かせて
季節に頬を赤く染めた
あなたが 咲いていた
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