春風で連れてって
秘密の庭 その先まで
桜の下 撮った写真眺めてた
懐かしいけれど消したい傷のような
涙追いかけて伸びる欅の陰も
届かない場所まで高く飛べたなら
濁った溜息も呟いた弱音も
羽を揺らしていく風になって
あのジニアの向こう側
誰も知らない花園で
朝見た夢の続きを見たの
昨日の約束も忘れたら
そよぐ春風 運ばれて
羽ばたける気がするわ
透明な水面を跳ねる水滴浴びながら
揺れるユキヤナギの香り満たされていく
流れてきたせせらぎが
「ここで休もう」って囁いたの
空歩いていく羊雲が過ぎるまで羽休めて
ぼーっとまどろむような
白い陽ざしの中で
思い出は置き去りにしてもいいかな?
ツツジが囲う夢の中
陰はもう見えなくて
新緑へ誘う花風に
踏み出せば浮かんでいく
賑わう白い花びらの生垣を越えた先
向こうへ持っていくものは何もいらない
黄金色に包まれたこの一面の菜の花と
小さな幸せを探したの
明日の朝日が見えなくても
吹き付けるような嵐でも
どこにだって飛べるわ
日向で咲くユリオプスの
花の中で目を覚ますの
バタフライストロール
双葉湊音オリジナル曲「バタフライストロール」の歌詞です。
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