数日後、いつも通り、実験が始まった。 その瞬間。
「う、ううぅ、ああああああああぁぁぁぁぁ!」
激しい痛みが私の体を襲う、はずれを、引いてしまったのだ。
「ララ!」 「ララちゃん!」
「ララちゃんが、はずれを、引いちゃったってこと?」
「「でも、ララ(ララちゃん)を見捨てられない!ララ(ララちゃん)がそうなるなら、俺(わたし)達だって!」」
リン1とレン1が走ってここまで来た。
「リン1!レン1!二人とも、」 ガシッ
「レン?」 「リンまで行って、どうなるの?今は、僕等は見ていることしかできない。」
何で?二人まで巻き込んじゃうんだよ?二人も、亜種にしちゃうんだよ?
そんな言葉さえも、声にならなかった。
『うううううううううううううううぅぅぅぅううぅぁぁぁぁぁっぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』

リン2

こんな状況でも、あたしにできることは無くって、この時、あたしのひとつ、希望が脳裏をよぎる。
「そうだ、ロンドさんかラルさんを呼べば」
「もう、来てますよ」
あたしの後ろにいたのは、ラルさんだった。
「実験を、やっているのは、誰ですか。」
「私達の担当の研究員達です。」
「こんな話、誰からも聞いてないよ、ひどい、ひどすぎるよ、これ。とりあえずそこにある機械を止めて下さい。」
それでも、もう遅くて、彼女達は、その場に倒れた。
その時、思いもよらない出来事が起こった。
「ぶ…分裂した…?」
彼女、鈴音ララが分裂して、ララちゃんと、もう一人は、男の子。ララちゃんに似た。
そして、その傍らには、リンより少し髪の長い少女と、レンより髪の少し長い男の子がいた。
そう、あの二人も亜種になったのだ。
「もう、ロンドさんに連絡はしたよ、研究員は捜索中だって。」
レンはそう言って、部屋に入ってきた。彼は、この惨状を見て、どう思ったのか、俯いた。
鈴音ララは髪の毛が、黒くなっていて、一番、傷がひどい、ラルさんがすぐに応急処置をしてくれたけれど、やはりその傷はひどいものだった。
この事件から数週間後…

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  • この作品を改変しないで下さい

真音家シリーズ3 ララ・ルル ルン・ロン

急展開!

閲覧数:82

投稿日:2011/05/04 16:28:44

文字数:885文字

カテゴリ:小説

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