赤い赤い 夕陽沈んで
淡い残り香 すくって 零れる
恋う残火(のこりび) 不規則に照る
霞む刹那の 言の葉を綴ってみた

無意味 不条理 感情を
押し殺せよ

色などない 世界の
やや中心の その場所
また咲いた 必要ない 必要ない

「マタ ハジマル」 囁く
悪魔が笑み 誘った
また触れ合う 同じ
徒花 ああ

輪廻する感情と 十六夜の宴
四肢を引き裂く 黄昏の鎌
陽の 緋

無邪気に奏でる 始まりの音
同じ過ち 繰り返して
気づかない

巡ってる 時の
中でも 常に
彼女は 笑ってた

暗い暗い 漆黒の闇
歪んだ月の 幽かな 歌声
どこか嬉々と コードを紡ぐ
オブリガード 刻まれ 逃れぬ音

「一緒に いよう」笑む彼女
眩しすぎて

暮るるものとは 知りながら
なほ恨めしき 朝ぼらけ
愉快な宴 オワラセナイ オワラセナイ

切符を持って 行(ゆ)こうか
ノスタルジア 終焉(しゅうえん)へ
もう戻れない 歯車は
回っている

重なり合った 必然と偶然
背徳の月と 過る情景
瞼に

手を取り狂う 哀艶(あいえん)のステップ
焦点合わない フェアリーテイル
瞬く

ステージ 越しに
浮かんだ チャーム
気づかぬ ふりをして

暁の気配 漂う頃
再び彼女は 消える消える
届かず

号哭(ごうこく) 時は 既に遅し
ルナーエクリプス 次のロアへ
繰り返す

知らない 何も
彼女は 知らず
現る また明日

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◆ウタカタ(仮)

I LU様のhttp://piapro.jp/t/Xdyaへの応募です。

《設定イメージ》
ボーカロイドは死なない。 それに気付きながらも、何度も同じ娘に恋し続けるレン。 娘の死後も転生を待ち、また恋におちる。 娘は何も知らない。 知らずにレンに恋に落ち続ける。

閲覧数:229

投稿日:2016/01/28 07:13:34

文字数:609文字

カテゴリ:歌詞

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