「ねぇ、会いたいよ 大好きな君に今すぐ。 ねぇ、聞こえてる?」
震える月にそっと呟いた。


この街には今日も同じ 顔をした 夜が来るけれど
ただひとつ 君がここにいないから 少し切ない
ヒトリキリの音が響く この部屋は どこか冷たくて
感じてた 君の温度さえ今は もうどこにもない


二人で眺めた 窓辺に浮かぶネオンから
今までの笑顔が 溢れだす


ねぇ、苦しいよ だけど忘れたくないから
ねぇ、もう一度 君の笑った顔が見たかった



僕の涙を隠すように 流れてる 星を見つめても
隣には 記憶の中の君すら いない気がした
これが僕らの運命と 思えれば 何が変わるかな?
乾いてく 唇をそっとなぞって 君を探した


あの時交わした 「永遠」の約束だけが
繋いだ小指から 解(ほど)けてく


ねぇ、どうすれば あの日の二人に戻れる?
「アイシテル」って 君の言葉が掠(かす)れては消えた


『大好きだった』 過去形なんかにしたくない
ねぇ、痛いんだ ココロの奥がちょっと欠けていた


「ねぇ、会いたいよ 大好きな君に今すぐ ねぇ、愛してる」
震える月はずっと泣いていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ねぇ…。

作詞依頼用に書いたものです。
なんだか暗くて重たいものになってしまった…。


「今夜は、月が綺麗だね。」
呟いた言葉は、涙と共に空に消えた。

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投稿日:2010/09/20 21:12:45

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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