【A】
今は昔に 竹取の
翁といふ者 ありにけり
野山まじりて 竹を取り
萬のことに 使ひけり

【B】
ある日竹を 取りたるに
根本の輝く 一ありて
怪しがりて 寄り見るに
いと美しうて 人居たり

【サビ】
玉と見紛う 雪の肌
優なるけしきは 月明かり
花も恥じらう 美しさ
やさしきなよ竹 かぐや姫

【A】
音に聞きし 姫 いかで
得て見てしがなと 五公達
姫のゆかしき 宝物
皆かた尽くして 探しけり

【B】
龍の珠に 子安貝
仏の御鉢に 玉の枝
皮衣みな まこと無く
詮無きこととて 諦めり

【サビ】
夜月見上げて ながむるに
零るる涙の 天の川
月の都の 人なれば
葉月に迎への 来たるらむ

【C】
聞こせし御門は 二千人
翁の家に 遣はせり

【サビ】
子の刻ばかり 雲に乗り
かの國の使者 舞降れり
翁嫗も 軍勢も
姫引き留むる 能はらず

【サビ】
天の羽衣 着る前に
御門に贈りし 不死薬
天に一番 近き山
その頂にて 燃やされり

【C】
駿河なるふじの その煙
未だに天へ 立ち昇るとぞ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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竹取物語

日本いいよ日本

天の羽衣着ると悩みもなくなるんで、かぐや姫は翁とかのことを忘れて月に帰っちゃうんですね…切ないなぁ

前のバージョンで現代語訳(いらない)

文法?それっておいしいんですか?

閲覧数:245

投稿日:2008/06/15 00:51:06

文字数:459文字

カテゴリ:その他

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