落葉
すれ違っていくのは鼓動の分だけ
互い違いにならせばズレゆくだけ
季節の変わり目思いがけずに
僕と君の温度を奪っていくだけ
そう、それだけ。
戻らない、戻れない、繋いだ手から零れ落ちた
明日は映画でも見に行こうか
待ち合わせた15時、駅前まで
何気ない日々、思い出して涙を零した
君に染まって落ちた感情
思い出して濁った群青
赤く染まって落ちた木葉は僕を笑って
揺れ、ゆらゆら揺らいでいつか
想いを隔て行く
君はきっと戻らないと知ってる
羊雲に叫んだ18時
よろけた自転車の帰り道は
いつもと違う歌、口ずさんで
思い出と呼ぶには早すぎるね
新しい何かで目を逸らして
そう、それだけ。
届かない、届かない想いが溢れ零れ落ちた
借りっぱなしのイヤホンだって
渡しそびれた漫画本だって
目に入っては思い出して涙を零した
霧がかかって迷った純情
音を立てては崩れた恋情
赤く染まって落ちた夕日は月を招いて
揺れ、ゆらゆら揺らいでいった星は君じゃない
僕はきっと戻らないと知って
牡羊座ただなぞった24時
逃避行しようにも悶えて
どうしようもこうしようもないさ
異常「気性」の後遺症はきっと
包囲網を突破していくんだ
あどけなく笑う表情も
他愛ないを彩る日常も
消えてはくれはしない。
風がそっと囁いていた
愁いを帯びたこの歌は
また季節を越えて思い出すだろう
塞いだって溢れだすなら
今はまだ、それを待って
君に染まって落ちた感情
思い出して濁った群青
赤く染まって落ちた木葉は僕を笑って
揺れ、ゆらゆら揺らいでいつか
想いを隔て行く
君はきっと戻らないと知ってる
日が昇って叫んだ朝6時
流れゆく雲を追いかけて
追いかけて駆けて追いかけてゆくだけ
枯れて落ちた木々の
落葉は土に替わる
枯れて落ちた日々も
明日に代わっていくから
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