僕の身体を支配している
複製の膜を剥がしてくれ
表現の意味を失って
生き急ぐことも躊躇う
感性が溶けていく
僕の白痴を赦してくれ
妄想の樹海に溺れる夢の中へ
されど錆びた蝶の舞う軌跡を追い求めたの
自戒していく私怨の樹を白く染めて息をしている
払拭された硝子の向こう
屈折した夢の最中に
白魔に襲われて
凍てつく冬に微睡む
探して剥がして失くして壊して
探して剥がして失くして壊すの
探して剥がして失くして
燐光を放った六芒星が降下していくソムニウム!!
白く呪われている夜を映し出している
色彩は惨劇を綾なした さんざめくように
過去に苛まれて操られて殺されていく
思考している銀嶺の架空の白に
霏霏と落ちる藍は薄命
僕の望んだ詩世界が
剥製の哀に塗れて
白色の惨禍と化した
六花の白銀世界を纏え!!
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※
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カネコユウキ
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