ひかれものの小唄

作詞作曲 大河

希望を持つから絶望するんだ
それがこの世界の常套句でさ 
期待をするから失望するんだって
いまさら何言っちゃってんの?
偉大な先人たちによればそう、
犠牲なんて常に付きもので
それでも含んで笑って唄うんだ

僕らひかれもの


集団心理 強迫観念 ミギナラエミギが 原則でさ
分かりあうふりして繕ってる 自己欺瞞の毎日
異を唱えたなら異端者 敵対者 集中攻撃対象で
誰かがなるんだ 自己犠牲っていう名の踏み台にさ

僕が代わりになればいいんだよ
誰も悲しみはしないからね
喜びしかない世界完成 望んだとおりでしょう?

僕は

全部知ってるんだよ この世界の理とか
喜びのための痛みとか 失うことの悲しみとか
全部知っているから この世界感情おざなりだと
彼らの中のその想いも 明日にはさめる熱病みたいでさ


分かりあえないと 分かってて今日も 君たち期待押し付けあって
応えるため必死になって偽り演じてるんだと
そんなどうしようもない世界の為に装って生きるなんて
できないよだってそれはきっと 本物じゃないからね

期待され 失望されるくらいなら
ハナから捨てればいいんだと
傷を負うなんて僕だけでいいさ
もう慣れたもんだろ?

だから

全部知ってるんだよ もう世界なんて簡単にさ
僕たちがいてもいなくても 今日もまわり続けるんだと
全部知ってるからそう、 君の言葉の意味も
真意はいつも皮被って 言葉の裏に隠れているから


『もうどれだけ傷つくの?』って泣きながら君は言う
『人の悲しみの分だけ』と僕はつぶやく
分かってる君の言葉だって、触れた時のぬくもりだって、
純粋な君のやさしさって、僕は分かってる。
それでも僕は続けようか、それだけで僕は嬉しいから、
この世で唯一分かりあえる
ひとがいるんだと 

僕は

全部知ってるんだよ そう、彼らの想いだって
信じることは難しくて  無くなることが怖いんだと
全部知ってるんだよ  この世界の理とか
喜びのための痛みとか  失うことの悲しみとか
全部知ってるから  そう世界感情おざなりでも
痛み 悲しみも 喜びも すべて抱えて唄うんだよ

ひかれものの僕だから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『ひかれものの小唄』

閲覧数:198

投稿日:2019/10/30 12:16:51

文字数:933文字

カテゴリ:歌詞

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