茜色が泣いている
夕日が落ちることを嘆くように
蝉の音を焦がさないように
虚しさを埋められない
僕の心はそんな色に染まって
夕日が落ちれば辺りは暗くなり
群青の景色が視界を奪う
この色は僕の寂しさを掻き立てるから
僕は苦手だ
真っ紅に染まった夕日は黒が良く見えるから 影が綺麗に映るから
僕は好きなんだ
気が触れそうな惨状
見てられない箱庭療法
これも全部誰かの不始末なら
責めても許されるのに―

どこまでも続く群青を見ていられなかったんだ
切なさを塗りたくったような光景は
妄言じゃなかった
目を逸らしたくなるような色が
空に広がる
早く朝日が昇らなくちゃ
僕のノベルが進まない
群青の空はそこにある―

茜色が咲いている
夕日があることを悦ぶように
蝉の音を焦がそうとするように
同調ばかりで飽きている
僕の心はそんな色の塊
夕日が沈めば辺りは暗くなり
群青の未来が明日を盗む
この色は僕の惨劇を思い出すから
僕は苦手だ
真紅に染まった夕日は血を隠してくれるから
僕は好きなんだ
デフォルメに紛れる叫喚
更生して見つけたユートピア
これも誰かの不始末なら
責めて終われるのにー

果てしなく続く群青を見ていられなかったんだ
排他を繰り返したような光景は
明日の映し鏡
目を瞑りたくなるような色が
空に描かれる
早く朝日が進まなくちゃ
僕のノベルが進まない
群青の空が消えていくー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

群青と茜色のノベル

ボクを支配する空__

閲覧数:116

投稿日:2020/04/21 13:11:22

文字数:600文字

カテゴリ:歌詞

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