上下左言う
     詩:赤りんご


上は上で何もないから
私は下を向くの
下は下で楽しくないから
私はまた左と言う


応答願う私
口にしない言葉の海
埋もれる私が
小さいノミに見えた


溺れた私に手を差し伸べるけど
手が滑って掴めない私の手
どうせわざとなんでしょ
わかっていましたおもしろくないです


上は上で目が眩むのです
目が痛くて痛いのです
下は下で躓くから
私はただ君に操られるんです


どんなに笑っていても
人には嘲笑ってるようにしか
見えないらしく私はまた
信じなくなって信じたくなくて
楽しむ運命に目を背ける


攣った足が動かないのです
誰も見てみぬ振りしてるんです
どうせわざとなんでしょ
わかっていました涙が荒れます


上は上で笑顔だらけで
私はつまらないんです
下は下で虫を潰すから
見たくもない死骸探し!

上は上で楽しくないから
私はまたうつむくのです
下は下でつまらないから
また私は左と言うのです。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

上下左言う

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投稿日:2011/09/24 19:39:29

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

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