＜Ｓ＞
あなたのことが頭から
ずっと離れないの
朝起きて夜中まで
夢の中までもずっと

忘れなきゃいけない
頭では分かってるけど
胸は記憶抱いたまま

＜Ａ＞
今あなたは可愛らしいあの子と
一緒にいるのでしょう
行かないでと泣きじゃくった
私の声耳に蘇る

＜Ｂ＞
抱きしめられる度
どくんとはねた心臓
これからはそんな感覚も
味わえないの

＜Ｓ＞
あなたのことが頭から
ずっと離れないの
私の記憶の中
笑っているあなた　でも

今はもう会えない
そんなの残酷すぎるから
記憶抱いて眠る夜

＜２Ａ＞
幸せに暮らして　あの子と一緒に
私は忘れるから
きっとすぐには無理だけれど
思い出全部全部忘れるよ

＜２Ｂ＞
さみしくて涙溢れて
私は沈んでく
本当は微笑んだまま
別れたかった

＜２Ｓ＞
あなたのことが頭から
ずっと離れないの
名前を呼んでももう
答えてくれないのに

姿も見えないし
すがることすらできないから
記憶手放してみた

＜Ｃ＞
さらさらと音を立てて
崩れ消えていく私の世界
あなたがいた頃の世界
もう半年も経ったなんて
また抱きしめかけた手を引く

＜Ｄ＞
夏の砂浜
一つ染みを作り
目を拭って歩き出す私
さようならあなた

＜３Ｓ＞
今年の夏からは私
あなたとは違う
道を進んでいくね
もう頼ったりしないよ

蝉の声に押され駆けだす
私やっと自由になれた

(ひらがな)

＜Ｓ＞
あなたのことがあたまから
ずっとはなれないの
あさおきてよなかまで
ゆめのなかまでもずっと

わすれなきゃいけない
あたまではわかってるけど
むねはきおくだいたまま

＜Ａ＞
いまあなたはかわいらしいあのこと
いっしょにいるのでしょう
いかないでとなきじゃくった
わたしのこえみみによみがる

＜Ｂ＞
だきしめられるたび
どくんとはねたしんぞう
これからはそんなかんかくも
あじわえないの

＜Ｓ＞
あなたのことがあたまから
ずっとはなれないの
わたしのきおくのなか
わらっているあなた　でも

いまはもうあえない
そんなのざんこくすぎるから
きおくだいてねむるよる

＜２Ａ＞
しあわせにくらして　あのこといっしょに
わたしはわすれるから
きっとすぐにはむりだけれど
おもいでぜんぶぜんぶわすれるよ

＜２Ｂ＞
さみしくてなみだあふれて
わたしはしずんでく
ほんとうはほほえんだまま
わかれたかった

＜２Ｓ＞
あなたのことがあたまから
ずっとはなれないの
なまえをよんでももう
こたえてくれないのに

すがたもみえないし
すがることすらできないから
きおくてばなしてみた

＜Ｃ＞
さらさらとおとをたてて
くずれきえていくわたしのせかい
あなたがいたころのせかい
もうはんとしもたったなんて
まただきしめかけたてをひく

＜Ｄ＞
なつのすなはま
ひとつしみをつくり
めをぬぐってあるきだすわたし
さようならあなた

＜３Ｓ＞
ことしのなつからはわたし
あなたとはちがう
みちをすすんでいくね
もうたよったりしないよ

せみのこえにおされかけだす
わたしやっとじゆうになれた