A
離れたそよ風は雨音さえも攫いながら
石畳の長い坂道をふらつきながらも昇りゆく
滲んだ木漏れ日がじわりと幕を下ろしてゆく
潮懸かりの許すその合間 只管間に合うよう走った
B
この開けた頂で花色衣を振りましょう
雨に打たれ濡れていても
あの日から色褪せぬ色を
そこからは見えますか? 言葉は届かないとしても
嗄らした声聞かれぬよう
この場から思い伝えましょう
S
あなたが今も好きです どんなに遠く離れようと
あなたを愛する心ならここにまだあるから
紡ぎ出したこの歌があなたに聞かれなくてもいい
風には消せない気持ちだけ伝わればいいから
A
並んだ番い鳥 大空へ舞い上がり別つ
石鏡の暗い映し身をよろけた拍子に見つめた
霞んだ彼岸花 彼の蓮池へ誘い招く
吾が篝が尚も尊しか 瞳は揺らめきさえ失くした
B
この開けた頂で花色衣を振りましょう
雨に打たれ濡れていても
あの日から色褪せぬ色を
そこからは見えますか? 言葉は届かないとしても
嗄らした声聞かれぬよう
この場から思い伝えましょう
S
あなたが今も好きです どんなに遠く離れようと
あなたを愛する心ならここにまだあるから
吐き出しただけの歌は 思いが消えるまで続く
痛みが愛した証なら何時までも
留まれ
S
あなたが今も好きです どんなに遠く離れようと
あなたを愛する心ならここにまだあるから
去りゆく後姿に届きもしない歌でもいい
私があなたの中でずっと綺麗なままいるなら
ひらがな↓
A
はなれたそよかぜはあまおとさえもさらいながら
いしだたみのながいさかみちをふらつきながらものぼりゆく
にじんだこもれびがじわりとまくをおろしてゆく
しおがかりのゆるすそのあいま ひたすらまにあうようはしった
B
このあけたいただきではないろごろもをふりましょう
あめにうたれぬれていても
あのひからいろあせぬいろを
そこからはみえますか ことばはとどかないとしても
からしたこえきかれぬよう
このばからおもいつたえましょう
S
あなたがいまもすきです どんなにとおくはなれようと
あなたをあいするこころならここにまだあるから
つむぎだしたこのうたがあなたにきかれなくてもいい
かぜにはけせないきもちだけつたわればいいから
A
ならんだつがいどり おおぞらへまいあがりわかつ
いしかがみのくらいうつしみをよろけたひょうしにみつめあう
かすんだひがんばな かのはすいけへさそいまねく
あがかがりがなおもとうとしか ひとみはゆらめきさえなくした
B
このあけたいただきではないろごろもをふりましょう
あめにうたれぬれていても
あのひからいろあせぬいろを
そこからはみえますか ことばはとどかないとしても
からしたこえきかれぬよう
このばからおもいつたえましょう
S
あなたがいまもすきです どんなにとおくはなれようと
あなたをあいするこころならここにまだあるから
はきだしただけのうたはおもいがきえるまでつづく
いたみがあいしたあかしならいつまでもとどまれ
あなたがいまもすきです どんなにとおくはなれようと
あなたをあいするこころならここにまだあるから
さりゆくうしろすがたにとどきもしないうたでもいい
わたしがあなたのなかでずっときれいなままいるなら
【楽曲募集】聞かれなくていい歌
サビのリズムがまだ納得いかないので更に修正(もう何度目だろうか。。
修正前のは前のバージョンにあります。
居眠りさん、アドバイス頂きながらこんなザマで本当にすみません……。
読み:
攫い・さらい、潮懸かり・しおがかり、花色衣・はないろごろも、番い鳥・つがいどり、吾が・あが、篝・かがり
字数は多分こんな感じ。内訳は適当。
A1
(4-5-7-6、6-8-8-5)22-27の計49
A2
(4-5-7-6、6-8-10-4)22-28の計50
B1
(5-5-8-5、6-6-5-5-3)23-25の計48
B2
(5-5-7-6、6-6-5-3-6)23-26の計49
S1
(11-7-6、4-4-5-5-4)24-22の計46
S2
(11-7-6、4-4-5-5-4)24-22の計46
ラストS2
(11-7-6,4-4-5-6-4)24-23の計47
ふーむ。。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想