青い空に、攫われてく雨の粒
自由だけが残る手に 透ける陽光(ヒカリ)
世界が僕たちをのせてまわっても
プラネタリウム 同じ場所から見上げるから
ここで終わっても
夜明けの空を、どうせ何度も夢に見るんだ
「僕らは偶然、羽のなかった鳥だ。」
そんな風に呪って
この風に祈って
一歩踏み出したら涙に負けてもいい
何も知らない空へと足掻くから
涙は雨だ、誰かの願いの跡だ
落ちてった先で 花が咲(わら)っているから
「 星屑に愛を こんな世界に意味を 」
役立たずだった鳥は、こう思うの
願いは痛みだ、誰かが負けた後だ
指をさして笑うなんて 無知は罪だな
落ちてゆくあいだ、明日に手伸ばしながら
浮かび上がった涙の粒を見てる
青い空に、見放されて遠ざかる
自由だけが残る手に触れるのは
今もまだ雨
天井がめぐる日々に
手の中の本をめくる
座り続けてた「今日」
そこはプラネタリウム
陽はまた昇るみたいに
光が差す物語
本を閉じ――...エンドロール
そして、また夜も降って
やっとあの場所を去って
世界の重さを知って
奇跡も届かない何もない底から
僕らは偶然、見つけてしまう
星屑の名を 世界の色を
理想を話しメロディーにのせた
僕らは偶然、羽がないから
僕らをのせて世界は変わった
こんな言葉でも唄だと呼べた
風が運べば遠くまで行けるよ
背中を押され僕らは変わった
夜明けに、風が立った
涙は雨だ、誰かの願いの跡だ
落ちてった先で 花が咲(わら)っているから
「 星屑に愛を こんな世界に意味を 」
役立たずだった鳥は、こう思うの
願いは溜まって、心の海になって
誰にも触れない深さに自分がいる
落ちてゆくのなら、明日はすべて抱えて
浮かび上がった涙の粒の先に
雲の上にあるはずの陽光(ヒカリ)が見えた
コメント0
関連動画1
ご意見・ご感想