20メートルシャトルラン


何を掲げ 何処へ歩む

早まるまいと 遅まるまいと 一列の波は押し寄せる

何も掲げず 何処へも歩まず

平坦な床を踏みしめながら

真っ逆さまに 下っていくのだ 奈落の底へ


奈落の底へ


どうにか一番抜けは免れたようだけど

私が堕ちるのも 時間の問題

ほらみんなもそろそろ足並みが狂ってきたでしょう

集団行動はなし崩しに

でも仕方ないよね もともと無理がある


吸う吸う吐く吐く→吸う吐く吸う吐く

シフトしたけど 何も変わった気がしないよ

「走るんじゃなく 一歩一歩足を前に置く」だけで

なんでこんなに疲れるの

サーモグラフィーで 今の私を見たら

きっと真っ赤な怪物



乱れて混濁 意識の奥に閃いた一つの光を追いかけてゆく

さあ そろそろ悟りが開けてきたよ

口から仏様が飛び出してきそうです

最後は拍手で迎えられる そんな境地に達するのは 私には無理

なら どうしてどうして止まれないの?

この脚 この身体 明日には呪われるのに(筋肉痛)

誰か止まらない?

…誰も止まらない

だから今だけは 強がらせて


「お疲れ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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20メートルシャトルラン

閲覧数:181

投稿日:2014/02/08 23:23:37

文字数:498文字

カテゴリ:歌詞

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