新月の夜を照らすのは
どなたの生みだす善意だけ
どうにも頼りにならなくて
瘴気はますます濃くなって
「あっ」という間のことでしょう

欠けたまま巫山戯る心は
手を取れず街を蝕む
どうにも力は出せないが
動悸はまずまず良くなって
私は今 光になる

まだ青く小さな林檎は
煤のない願望の器
自分を愛せなくても
この手には力がある

呪文が風を教えど
私は私を知らない
今日を倒し 明日 蘇れ
毎話続く私の道

身体を突いた閃きが
蠢く病を溶かしてく
これがきっと生きる理由だって
思えるから行くだけだ、と


諸手に唱えた強さが
痛んで気づいた理
このままじゃ誰も助けられない
それってきっと自分すらも

幼い唄の腕の中
まだ観ぬ日の御伽話
胸に根付く 昼と夜を
勇気の名の下 認めた


私は自分を愛したい
少しも訳のわからないそれを


禍いの流す涙が
秘かに電波塔を折り
街はやがて 水の彼方へ
そんな未来を拭うから

魔法少女なので

希望が街を照らせど
私は私を知れない
だけどいつか
世界の果てで出逢う
君に願いかけるなら

月夜に傷ついた声が 独りで生み出す呪い
何もきっと分かり合えぬまま
手を取るのが魔法の意味

どうかご安全に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

魔法少女なので

「魔法少女なので」の歌詞です。

閲覧数:317

投稿日:2022/04/23 14:30:04

文字数:522文字

カテゴリ:歌詞

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