消したい記憶の欠片を
星砂にして散りばめても
さるほどに省みてしまっては
ゆらりゆらと海面がたゆたう

水を止めようと心を捻っても
それらは全て海の泡となり消える
嗚呼 それでもこの潮に
名前をつけてしまっちゃダメだ


すいすい 貴方が私の名前を呼んで
ざあざあ その度私に津波が襲う
貴方の優しい温度に触れた後悔と共に

ぷかぷか 酷く心地が良いこの場所が
じゅわじゅわ 私の身体を焼いてく
ボロボロになってようやく私は
自分の醜さに気がついた


水を差さないで
もう苦しみたくなんてないの
貴方を見る度に
波紋のような痛みが広がる
でも
なんで
どうして
可笑しいな
泣き叫びたいほど、貴方が愛しい

ぽろぽろ 全てが滝にように押し寄せ
からから 水を偲んでた壁が崩れていく
貴方に触れたただ一つの証
火傷だらけの私の身体と心

ぶくぶく 手足が身体が傷が心臓が
さらさら 泡となって海に溶けて消える
嗚呼、海の一部となって尚も私は
きっと貴方を想い続けるでしょう


頑なに貴方の隣にいたがり
呆れるほど貴方の事を慕い
あわよくば生涯を共に
そんな事を願ってしまった
気持ちの悪い私のことを
どうか忘れて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Dear U.水泡になった人魚より

歌詞を作ったのはいいけど曲が作れないので載せておきます。

人魚の肌に人間が触れると火傷を負うらしいですね。それを歌にしてみたくて歌詞を書きました。嘘です。元は「他界した女性が好きだった女性へ贈る歌」を書こうとしました。
まあ、この歌も大体そうなんですが!

作曲できるようになりたいですね…

閲覧数:41

投稿日:2017/02/05 01:26:08

文字数:508文字

カテゴリ:歌詞

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