最初は笑い声に恋をした筈なのに
いつしか、君に恋をしていることに気が付きました


「甘いものは苦手なんだよ」と苦笑していたのに
「だけどこれだけは好きなんだ」と得意げに君は鼻を鳴らして
僕に教えてくれたね、ほんのり苦いティラミス


毎日君の笑顔を数えて、その数だけ喜んで
君が困ったら、僕まで困ってしまって
一喜一憂してたそれで良かったのにね
いつの間にかその日常は色を変えて
経過した時刻は止まってしまった


僕が、ボクが、ぼくが、ボクガ…って
一人称が並んでいく
伝わらない、届かない、埋まらない隙間には風が
好きだった君の笑い声を奪ったのは僕自身でした


どうしたら許されるのかな?
考えてみたけど、何通りもの僕が居て
君の幸せを願いながらも、早く早くと急かすてのひら
「少しだけとは言わずに、ずっと一緒でいいじゃないか」
不器用なのに、優しくて狡いよ
口の中で溶けていくティラミス


君が、キミが、きみが、キミガ…っと
君の弱さを見付けては
受け止めたい、支えたい、出来無い程遠く遠くに
向き合おうとしていたのは人では無くて僕の理想でした



甘いのになんでかな、苦いよティラミス
どうして好きになったのかな、この味
一つ気付いてしまったことは
君にどこか似てるからなんだろうね


もう一度君の名前を呼べる日まで
もう一度あの笑い声が聞ける日まで
あいしていた君の全てを、過去を想い出を、
抱きしめながら…僕は僕なりに今を生きるよ

いつか君の中で僕が何かの意味になれたら…


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

tiramisu

閲覧有難うございます。

初めて書かせて頂いた為、お見苦しい点が多々あるかとは思いますが【過去を抱きしめて今を生きる】ということをテーマに、想い人をティラミスに例えて作詞しました。

自分の過失からなるものですが、どこかこの詩に心を引っ掛けて頂ければ幸いです。

この詩に例えた、曲や絵なども募集しております。

宜しくお願いいたします。

閲覧数:111

投稿日:2011/11/18 02:25:26

文字数:651文字

カテゴリ:歌詞

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