煤けた約束を払う手は
きっと今でも変わりない癖に
傷んだ永遠を補うには
まだ足りないと瞑目する午後
瞼を捲れば蘇る 慈しむべき花壇をなぞって
あなたの不在を誤魔化せると思った
渇いた口実の貰い手は
ずっと全てを知っていた癖に
軋んだ静寂が疎ましくて
まだ気付かないふりをしたんだ
ささくれたような心臓に 柔らか過ぎる温度で触って
誓う瞳が少しあどけなく波立った
あなたが吐いた嘘はもう 隠さなくていい
信じられる程子供ではないから
凍えて温めて 掠めて詰って 途切れてその内見失うよ
あなたが伏せた愛ももう 見付けなくていい
忘れられる程浅はかじゃないから
揺らいで絡ませて 離して捧げて 息していつしか思い出すよ
届かないで はぐらかして 嘯いて 言い切って
終着点 奪わないで この一行終わるまで
嘆いた最終話掻き消して
作り直せるって言ったけれど
繋いだ映像がぎこちなくて
また降り注ぐ雨に泣いたね
羽が無いのならその足で地面を踏んでいけばいいんだ、と
当然のように笑う声が残った
あなたが悔いた過去はもう 汚さなくていい
否定できる程無邪気ではないから
尋ねて頷いて 霞んで詰まって 許してその内薄れていく
あなたが告げた罪ももう 燃やさなくていい
覆せる程盲目じゃないから
細やかな願いで 見つめて凭れて 愛していつしか償えるよ
還らないで 伝えないで 微笑んで 断ち切って
あなたと居た 失くさないで その夢が溶けるまで
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