(A)
汗ばむ手をぎゅっと握って
君と駆け出した夏の終わり
どこまでも続いてく青空
このままずっと離れたくない
(A)
「ひと夏だけの思い出」なんて
綺麗ごとみたいに言わないで
まるで焼けた素肌のようだね
ヒリヒリ痛むこの胸の奥
(B)
この季節が終わったら
「サヨナラだね」とポツリ
切なく揺らぎ出す線香花火
(サビ)
「忘れないで」と
精一杯に鳴いた
君は夏を賑わす蝉だね
―時間を止めて―
願いをかけた夜は
今日も綺麗な星空だった
どうか このまま 二人で
(A)
突然の夕立に襲われ
二人ビショビショで笑い合った
何気ないエピソードひとつが
今だってこんな胸を打ってる
「花火大会は浴衣を着ていくよ」
少しでもよく見て貰いたくて
残りの時間が迫るなかで
どれほど多く どれほど長く
(B)
「今日の君は特別素敵に見える」と笑う
君のがずっと素敵に見えた
(サビ)
打ち上がった空に咲いた花は
まるで二人の恋のようだね
一瞬だけの
キラキラ光る夢で
あとは静かに消え行くだけ
涙、 溢れて 落ちた
(B)
お別れの時が来て 繋いでた手を解く
伝えたい言葉がうまく出ないよ
(サビ)
「きっと、またいつか僕ら会えるよ」って
君の手 優しく髪を撫でた
溢れ出してく 眩しい夏の夢は
すべて君がくれた トキメキだ
ありがと! 君が 大スキ!
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