【牙】

ガレキの中で
見上げた空は
埃まみれで
錆びついていた

手を伸ばした先には
面影さえなくて
でも目を逸らせるほど
大人じゃまだない　子供なわけじゃない

【※１】
檻に囲まれた　鎖つながれた
ニセモノの自由などもういらない
牙をむき出して　夜を喰いちぎって
本気の本能　見せてみろよGET YOUR DESIRE！

鏡の中の
無邪気な昨日
飛べないことを
知らされた今日

でも理想や希望や　
願いや未来とか
まだ矛盾や現実　
理不尽なんかに　呑み込まれるもんか

【※２】
ツギハギだらけの　時代を蹴っ飛ばせ
「大人の理由」なんてもうゴメンだぜ
牙を研ぎ澄ませ　嘘に咬みついて
ガラクタの夢　輝かすまで BURN UP FIRE！

ガムシャラなほど　走り続けた
それだけだった　tiny days

忘れかけてた　心の熱さ
遅くはないさ　そうさ try again

【※１】【※２】リピート

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

読み方などと譜割など

※Ａメロのコーラスリフレイン部分は、
すべて歌詞そのまま追いかけるようで良いと思います。

埃＝ほこり　
錆びついて＝さびついて
面影＝おもかげ
目を逸らせる＝めをそらせる
檻＝おり
喰いちぎって＝くいちぎって
咬みついて＝かみついて

喰いちぎって＝く・い・ち・ぎっ・て＝５音
GET YOUR DESIRE／BURN UP FIRE
＝げっ・ちゃ・で・ざい・あ
＝ばー・なっ・ぷ・ふぁい・あ
蹴っ飛ばせ＝けっ・と・ば・せ＝４音
もうゴメンだぜ＝も・う・ご・めん・だ・ぜ＝６音
Tiny days＝たい・にー・でーい＝３音
Try again＝と・らい・あ・げーん＝４音

ライセンス

－牙－　【歌詞応募作】 ★

杉春

歌詞の募集をされていました、僕犬さんの楽曲こちら

http://piapro.jp/content/f9q40veieq3w6i3s

への応募作です。どことなく、ちょっとダークでヘヴィな感じのロックです。

ロックは反骨であり、反抗であり、反体制でありました。とてもストレートに響いてくるサウンドだったので、まあ、ロックの源流的な歌詞を書いてみました。伝わってきたのがまさにそうだったんですもの。

ニセモノばっかりな現代に、ちょっと噛みついてみませんか、てな感じ。それを歌い手がミクなので、大人と子供の間で揺れる思春期青春期っぽい青臭さテイストで。自重したり、テレたりしたら負けです。それはロックじゃありません。そして、ロックな生き方は別に何歳になってもかまわないのです。

タイトルの－牙－なんですが、これはアーティストが僕犬さんというお名前なので思いついたんです（爆）　でも、それっぽくなったかな。

どうぞよろしくお願いいたします。

★咬みついた牙は、しかし空しくも折れて砕けて。
　それでもまだ立ち上がれる強さを信じている。

　募集の選には漏れましたが、再びのチャンスを与えてくれる、という方がいらっしゃいましたらいつでもお待ちしております。