アナタが拾ってくれた子鳥は今日死にました
鳴く声も意味も失って
アナタがこの部屋からいなくなったあの日
ただ空が赤かった ことだけ憶えてる

気が付けば一人で生きることなんて できなくなってて
寂しさに啼いてみても どうしようもない
暗闇に怯えて瞳を閉じてみれば
胸に巣食う蟲がざわつき始める

言葉に成りもしない 嗚咽噛み殺し
見えもしないソレに 肩を抱えては
啜り上げる度 爪が食い込んで
止め処なくあふれ出した 自分慰めて

憎しみだとか 怨みだとか
嫉みとか 何の感情さえも
この心には 浮かんできません
アナタの声もその顔も 忘れそうです

気が付けば籠の中迷い込んだ玄鳥(ツバクラメ)
お前は誰の為に啼く?
帰り道を照らして咲いていた 宵待草(ヨイマチグサ)よ
戻りたい戻れないよ どこに行けば いいの?

その目の前でこの首を千切ればアナタは何て言うかな?
一人の夜に眠れないまま 呼吸が止まる !

言葉に成りそこねた 嗚咽噛み殺し
見えもしないソレに 身を委ねては
啜り喘ぐ度 指を絡ませて
止め処なく溢れ出した 自分慰めて
脳裏に 粘りついた アレもコレも 全て
忘れ去って 消え去って
死に絶えればいいのに!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

スワロウ

閲覧数:112

投稿日:2020/02/23 15:36:51

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました