歩道橋から見下ろした
踏み切りが裂いた一本の列
遮断機の点滅 空に消えてった
此処は何処だ?と問い掛ける

赤い夕焼けは僕を染めてく
エンジン音が消した足音
アスファルト蹴って 歩くのは誰?
「其処は幸せ?」 未だ返事は無い

路地裏の雑踏
イヤフォンで塞いで
笑顔で「寂しい」と嘘を吐く
歪んだレール敷き詰めてって
また後ろを振り返る

落ちた空き缶蹴って鉄塔見上げて
駅のホームから飛び降りたりね
絡まった電線が僕を縛り付ける
人混みに紛れた 僕の未来

やいやい
回送する記憶 捕われた身が
「苦しい」って弱音 初めて吐いた
ガラスの向こうにいたのはだれ?
背中越し僕を嘲笑うんだ


排気ガス吸った 汚い雲に
「空は綺麗だろう?」 花を手向けた
泣いたサイレン 直にサイレンス
無音の空間 齧るしかないさ

左側通行 知らんぷり
白線は横断 タイヤ痕踏んで
「洒落た音よりも不協和音を。」
笑えない冗談 吐き捨てるのさ

街灯が照らした電柱見上げて
駅のホームから飛び降りたりね
パンタグラフが僕を見つめてる
雑踏に紛れた 僕の未来

やいやい
回送する記憶 捕われた身が
「悲しい」って本音 初めて吐いた
ガラスの向こうにいたのはだれ?
背中越し僕を嘲笑うんだ

午後11時 国道見下ろして
歩道橋から飛び降りたりね
赤信号が僕を置き去りにした
クラクションの音が 耳をつんざいた

あぁ
回送する記憶 捕われた身が
「寂しい」って本音 ぽつり呟いた
ガラスの向こうにいたのはだれ?
背中越し僕を嘲笑うんだ

あの交差点で、もしも二人巡り会えてたら。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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クロスロード

東京の街並みが好きで書きましたが結局鬱方向に行きました。

閲覧数:126

投稿日:2015/04/23 06:49:13

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

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