ビルの群
影絵の階段
昇っていく月
雨上がり
濡れたアスファルト
駆抜ける夜
悲鳴上げる心臓
崩れるヒザを励ます
握り締めた携帯
消えそうな君のSOS
君の泣き顔が 見たいんだ
子供みたいに 声をあげてよ
我慢なんか しなくていい
この胸を グシャグシャにして
煉獄の世界で
もがいているんだ
誰もが
儚い希望を
抱き締めながら
天国じゃなくても
この世界は
悪くないよ
君と僕とが出会えたんだから
遠くから
かすかに聞こえる
終電のベル
二人きり
ベッドに腰掛け
過ぎていく夜
とぎれとぎれに交わす
とりとめのない会話
つないだ手に感じる
確かな君の体温
君の笑う顔 見たいんだ
子供みたいに 声をあげてよ
恥ずかしがる ことなんてない
涙が出るほど笑おう
煉獄の世界で
もがいているんだ
誰もが
叶わない夢を
葬りながら
地獄ではないから
変る明日信じられる
きっと今日よりもいい日になるって
たまごの殻の中
きみが見た夢は
色のない空
錆ついたの月と
青白く
光はなつ凪の海
reach for your hand
ゆっくりとひとみあげて
reach for your hand
なんどでもそばにいくよ
傷つかないで 生きていく
そんな方法 知らないから
傷ついたまま 生きていく
時々足を止めながら
煉獄の世界で
もがいていくんだ
僕らは
儚い希望に
すがりつきながら
くり返す世界で
一度きりで終わる命
つなぎ合わせながら生きていく
生きて、生きていくんだ
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