色彩に浮かぶモノトーン
スケールアウトのソロフレーズ
無力な自由を知って
街の人々の賑わう声 僕の孤独を囁いている
時を震わせる冷めた空に 無力な自由を知って
モノクロの景色 劣化した音と
記憶のノイズ 記録のポイズン
埃被った僕の夢 灰色掛かった僕の夢
圧縮された 膨らむ思い 歪んだそれが 叫びとなって
淡く切ない複雑な …感情
古く錆びた弦を響かせて 僕は孤独を嘆いている
朱くなった手と鉄の匂い 目を覚ます現実
街灯が照らしたその影 光に消えていくその影
空白に染まったその影 誰にも気づかれずに
何も見えてなかった モザイク画の情景
何も見えてなかった 印象派の幻影
誰も愛せなかった エレクトリカルなミュージック
誰も愛せなかった 独りのシンフォニー
行き場のないその叫びを アルコールで流しこんで
煙草に蒸したその想いは 空に消えていった
街の静けさと君の声 描く心の色 秋の風
君に想い馳せた冬の道に 純粋に白く染まらせて
夜明けを告げる東の空 僕の視界を奪っていく
そっと鳴く鳥たちの祝福が 僕の未来への約束
長く伸びきったその影 深く濃くなったその影
空白を裂いたその影 今 誰かの隣へ
君の隣へ
鮮やかな景色 豊かな音色
記憶のファイル 記録のライフ
未来への約束
色彩に浮かぶモノトーン
スケールアウトのソロフレーズ
無力な自由を知って
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