響き渡った
刻はのうのうと
無為に遮ってしまうほど
白いアマリリス
溶けないように
僕らを枯らすように glow

声を降らす
半透明な体(てい)
殺すことだって咎めないのなら
不感症にアイスピック
掴んでて
甘い鼓動を撫でてよ


不可侵な意味を壊した
そんな世界に葬った
去り際の嘘


捨て置きの残像に
尖った爪先は焦れったいだけ
虐げられた夢の最中(さなか)に
俯くあなた
見失ってしまうから



患った
残響をミュート
釘に打たれたこの体躯

白く 篝(かがり)に差し出すように
些(いささ)か苦い溜息だ



老いを来(きた)す
もどかしさとも
隔(へだ)った鼓膜を破り捨てて
押し殺(や)った産声を下す
上がらない手の内で



不可侵な意味を壊した
そんな世界で語らった
窓際の愛情



捨て置きの残像に
尖った爪先は焦れったいだけ
首に下げた箱の中でも
痛いまま蹲(うずくま)っていたいだけだ


キャラメルマキアート掬って
そっと 撫でていたいのに

僕らが避けた独り言で
俯くあなた
見紛ってしまうから

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修正部分を◆で囲んでいます。字数違ってたらごめんなさい

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投稿日:2017/08/01 16:05:00

文字数:466文字

カテゴリ:歌詞

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